2009年09月14日
手術、その後・・・(4)

同じ病院で言語訓練を受けていた男の子・・・直接関わりはありませんでしたが、その男の子はどちらかといえば大人しく、集まりにもいつもついてきては側で本を読んでいるような子でした。
言葉の遅れ以外には問題があるとはとうてい思えませんでした・・・。
彼のお母さんはとても熱心な方で、ありとあらゆる勉強会、障害児対象のスポーツクラブ、水泳教室、公文など・・・いたるところで見かけました。 まぁ、私もあちこち顔を出してたって事になりますが・・・(^^;)
しばらく姿が見えないと思っていたら・・・ある日保護帽をかぶったその男の子とお母さんが勉強会に現れました。
うわさで手術を受けたとは聞いてはいたのですが・・・そのうわさは事実だったようです。
その子は、以前にもまして言葉に関してはもちろんですが、行動面でもかなりの成長がみられました。
その成長振りを見て「やはり手術のお陰!!」と賞賛する声も多数聞かれましたが・・・
その頃、ゆうは言語訓練を卒業し家庭での取り組みのみとなっておりました。 長年お世話になった先生方とはすっかり仲良くなり、卒業後も個人的な付き合いを続けて参りました。
その先生方曰く、「あの子はもともと力を持っていた。 IQ70のボーダーだったから、手術を受けなくても十分に伸びていたと思うのだけど・・・」
IQ70なんて、当時のゆうはせいぜい50程度でしたから、私としては「なんで~?!」と驚くばかり!!
訓練に携わる先生方の共通の意見として、《伸びた!普通になった!》と言われている子どもたちは、もともとボーダーの子どもたちで、決してIQも極端に低くは無い・・・つまりそのままでも伸びる可能性のあった子供たちだと言う事を聞きました。
先生方は、「手術を受けます!」と言う親御さんに対して「考え直した方がいい」なんてこと、決して言えません!
ただ、術後のケアはしっかりやりますと・・・それくらいしか自分たちには出来ないと寂しそうに言っていました。
ゆうのように手術も受けず、年を重ねるとともに悪くなるであろうと診断された子が、こんなにも著しく発達を遂げ、通常学級に通うと言う事は珍しいらしく、先生方は事あるごとにゆうの事を引き合いに出すそうです!
私もそれは承諾しております。 我が子のこれから先が見えず、不安に駆られている親たちに、こんなに伸びた子供もいる!だから可能性をあきらめないで!頑張って!と少しでも希望を持ってもらえたら嬉しいと思います。
私たちは周囲の人や環境に恵まれました。 でも、それは確かに運もありますが、自分自身で作り出していけるものだと思っています。
愛の力は偉大なり!そして母は強し!! 不可能だって可能に出来る力を秘めていると思うのです!
手術で伸びた子もいる。 でも、受けずに伸びた子もいるのです。
出来ることはすべてやりつくした!他にすべは無い!! それからでも手術を検討しても良いのではと思うのは私だけでしょうか?
Posted by ミラクル at 23:26│Comments(5)
この記事へのコメント
ミラクルさんこんにちは。
手術その後の記事、ありがとうございますm(__)m
今回も深く考えさせられる内容でした。
その男の子が手術を受けたのは、何歳くらいの時だったのでしょうか?
果たしてその男の子は、手術しなくても伸びたのか、手術とお母さんの努力の相乗効果で、そこまで伸びることができたのか。(お母さんの努力だけではそこまでは伸びることができなかったのか…)
どちらにしても、そのお母さんはとても努力されていたとお見受けします(記事の内容を読ませて頂いた限り…)
やはり親が子供に対してできる限りのことをしてあげる、環境を与えてあげる、努力することが何より大切だということがよくわかります。
私以外にも、お子さんが軽度三角頭蓋で悩んでらっしゃる全ての方が、ミラクルさんのブログに辿り着いて、ミラクルさんの考え方に触れられることができたらいいなあと思います…。
手術その後の記事、ありがとうございますm(__)m
今回も深く考えさせられる内容でした。
その男の子が手術を受けたのは、何歳くらいの時だったのでしょうか?
果たしてその男の子は、手術しなくても伸びたのか、手術とお母さんの努力の相乗効果で、そこまで伸びることができたのか。(お母さんの努力だけではそこまでは伸びることができなかったのか…)
どちらにしても、そのお母さんはとても努力されていたとお見受けします(記事の内容を読ませて頂いた限り…)
やはり親が子供に対してできる限りのことをしてあげる、環境を与えてあげる、努力することが何より大切だということがよくわかります。
私以外にも、お子さんが軽度三角頭蓋で悩んでらっしゃる全ての方が、ミラクルさんのブログに辿り着いて、ミラクルさんの考え方に触れられることができたらいいなあと思います…。
Posted by CHOCO at 2009年09月15日 17:29
このブログを始めた当初、あまりにも安易に手術を受ける人たちが増えた事に心を痛めていました。
三角頭蓋と言う事だけですぐに「手術」と結びつける。 たとえ三角頭蓋でも何の障害もない人もいる。 果たしてそれで小さな子供にこんな大きな負担を与えてもよいのだろうか? 本当に手術による効果は確実なのだろうか?色々考えました。
実際にゆうは手術もせずに普通に生活しております。 言葉も問題ありません。(理解力は少し劣りますが・・・)
なら手術はさほど関係ないのではないだろうか?と疑問に思いました。
手術もひとつの選択肢ですが、でもその前に!! もう一度しっかりと情報を得て、ちゃんと把握し納得した上で挑んでほしいと・・・その為にも手術を受けなくても伸びた例があるんだって事を知ってもらいたくて・・・それでこのブログで歩んできた経路を書いて行こうと思いました。
少しでも私のブログを読むことによって、ちゃんと子供の障害と向き合ってくれる人の参考になってくれたらいいと・・・そして今のゆうの生活ぶりが希望になってくれたらと・・・そんな想いをこめています。
私の考え方すべてが正しいとは思ってはおりませんが、ゆうに対して言えば、私たち夫婦のさまざまな選択は間違ってなかったんだと!それは自信をもって言えます(笑)
色々つまづき悩みながらも、なんとか乗り越えて来ました。
だから、発達に悩みを抱えるすべての親御さんに・・・絶対に諦めたりせずに努力してもらいたいと思います。
CHOCOさんもこれから大変だと思いますが、いつでも母は明るく我が子と共に成長していってもらいたいと思います。 一緒に頑張って行こうね♪
三角頭蓋と言う事だけですぐに「手術」と結びつける。 たとえ三角頭蓋でも何の障害もない人もいる。 果たしてそれで小さな子供にこんな大きな負担を与えてもよいのだろうか? 本当に手術による効果は確実なのだろうか?色々考えました。
実際にゆうは手術もせずに普通に生活しております。 言葉も問題ありません。(理解力は少し劣りますが・・・)
なら手術はさほど関係ないのではないだろうか?と疑問に思いました。
手術もひとつの選択肢ですが、でもその前に!! もう一度しっかりと情報を得て、ちゃんと把握し納得した上で挑んでほしいと・・・その為にも手術を受けなくても伸びた例があるんだって事を知ってもらいたくて・・・それでこのブログで歩んできた経路を書いて行こうと思いました。
少しでも私のブログを読むことによって、ちゃんと子供の障害と向き合ってくれる人の参考になってくれたらいいと・・・そして今のゆうの生活ぶりが希望になってくれたらと・・・そんな想いをこめています。
私の考え方すべてが正しいとは思ってはおりませんが、ゆうに対して言えば、私たち夫婦のさまざまな選択は間違ってなかったんだと!それは自信をもって言えます(笑)
色々つまづき悩みながらも、なんとか乗り越えて来ました。
だから、発達に悩みを抱えるすべての親御さんに・・・絶対に諦めたりせずに努力してもらいたいと思います。
CHOCOさんもこれから大変だと思いますが、いつでも母は明るく我が子と共に成長していってもらいたいと思います。 一緒に頑張って行こうね♪
Posted by ミラクル at 2009年09月15日 22:30
ミラクルさん、お返事ありがとうございますm(__)m
ミラクルさんとゆうくんの歩みは、子供の発達に悩んでいる方々に、大きな道標になるとおもいます!!
「この子はこうなんだ」って、結論を急いではいけないですよね。
私の知人で、5歳の男の子のママなんですけど、「この子は小学校に入ったら、普通学級には入らない」と言う方がいて…(今は普通の幼稚園に元気に通ってるんですけど) 確かに同学年の子に比べると、少し幼いかな?とは思うんですけど、全然大丈夫だよと言っても「発達専門のお医者さんに診てもらって、結果が出てるから」と…。
お医者さんんって、5歳くらいの子にそんなきっぱり結論を出しちゃうものなのでしょうか?
そういう話を聞くと、お医者さんに診てもらうのがちょっと恐くなります…。
そのママさん、子供さんのことを本当に愛してるのが見ててわかるんです。愛してるから、心配だから、結論を急いでしまうのでしょうか…。なんだかとても複雑です。
とにかく可能性を信じて前向きに…ですね!! がんばります(*^_^*)
ミラクルさんとゆうくんの歩みは、子供の発達に悩んでいる方々に、大きな道標になるとおもいます!!
「この子はこうなんだ」って、結論を急いではいけないですよね。
私の知人で、5歳の男の子のママなんですけど、「この子は小学校に入ったら、普通学級には入らない」と言う方がいて…(今は普通の幼稚園に元気に通ってるんですけど) 確かに同学年の子に比べると、少し幼いかな?とは思うんですけど、全然大丈夫だよと言っても「発達専門のお医者さんに診てもらって、結果が出てるから」と…。
お医者さんんって、5歳くらいの子にそんなきっぱり結論を出しちゃうものなのでしょうか?
そういう話を聞くと、お医者さんに診てもらうのがちょっと恐くなります…。
そのママさん、子供さんのことを本当に愛してるのが見ててわかるんです。愛してるから、心配だから、結論を急いでしまうのでしょうか…。なんだかとても複雑です。
とにかく可能性を信じて前向きに…ですね!! がんばります(*^_^*)
Posted by CHOCO at 2009年09月16日 17:01
三角頭蓋で手術をした子の父 kuuleiです
ブログ拝見させてもらいました。
確かに手術をしたから勉強が出来るようになるわけでもなく(確かに脳圧が低くなる事によりおとなしくなる子はいるみたいですが)術後も親の努力次第ですねー
少しの可能性があるならばと理解し手術したわけなんで
すが
手術をして成果がでる年齢もあるみたいなんです
年齢が経ち脳の成長が進んでしまった後の手術では成果が出ない事のほうが多いと話されていました
しかし結局は親の努力と子の努力次第ですね
努力なくしては結果は出ません
今年は小学校を何処にしようか悩む年となりましたが
私達ファミリーが楽しく暮していける事を目標に色々悩んでいきたいと思っています。
皆で前向きに頑張っていきましょうねー
ブログ拝見させてもらいました。
確かに手術をしたから勉強が出来るようになるわけでもなく(確かに脳圧が低くなる事によりおとなしくなる子はいるみたいですが)術後も親の努力次第ですねー
少しの可能性があるならばと理解し手術したわけなんで
すが
手術をして成果がでる年齢もあるみたいなんです
年齢が経ち脳の成長が進んでしまった後の手術では成果が出ない事のほうが多いと話されていました
しかし結局は親の努力と子の努力次第ですね
努力なくしては結果は出ません
今年は小学校を何処にしようか悩む年となりましたが
私達ファミリーが楽しく暮していける事を目標に色々悩んでいきたいと思っています。
皆で前向きに頑張っていきましょうねー
Posted by kuulei at 2009年09月16日 23:24
CHOCOさん、kuuleiさん、こんばんは♪
そうですね、kuleiさんとこはオベしてましたね♪ 時々ブログ拝見させてもらっていました。
CHOCOさんの知人の方のお子さんの件ですが、5歳で・・・と言う事ですが、キッパリ言う先生いますよ。 ゆうも手術前の診察で「このままもっと悪くなって養護学校に行くのはほぼ間違いないですね。」と言われたし、幼稚園にあがる適正就学では養護学校を進められて、適就の担当の先生とケンカしましたから(笑)
kuuleiさんとこも小学校で悩んでいるみたいですが、私は一応特別支援学校に電話を入れて、2回ほど学校見学に行きましたよ♪ そして、幼稚園にも足を運び園長先生ともお話しましたし、小学校に進学の際には、何度か特別支援学級にも見学に行って先生にお話しも伺ってきました。
たとえ養護学校判定であったにしても、本当にゆうにとってそこがベストなのか!自分の目で見て確認したかったんです。 色々検討した結果、通級で対応してもらいながらの普通学級を希望しました。
「親のミエで子供に辛い思いをさせるのは可哀想だと思いませんか?」とまで言われました。 べつに普通にこだわった訳ではなく、ゆうにとって一番望ましい場所はどこか?楽しくすごしてくれればそれでいい!と考え、たどり着いた結果でした。
何度かゆうと足を運び、ゆうの様子を見てもらった結果、学校側の方から「うちで引き受けます。」と教育委員会の方へ打診してくれたそうです。
そんなこんなで、入学前は毎日ってくらいあちこちグルグルしてました(笑)
普通にこだわる親は沢山います。 その気持ちはとてもよくわかります。 でも、普通にこだわりすぎて・・・本当に子供に辛い思いをさせているなと感じる場合もよくあります。 子供だって大人だって、楽しく興味を持って取り組まないとなかなか伸びないと思うのですが・・・(^^;)
kuuleiさんの様に、家族が楽しく暮らしていける事を目標に前向きに歩いていけるのって、すごく難しくて大変な事だけど、それが理想的であり目指すべき道だと私は思います。
努力だって辛く苦しいものばかりでもない! 楽しく前向きに頑張りましょうね~♪
そうですね、kuleiさんとこはオベしてましたね♪ 時々ブログ拝見させてもらっていました。
CHOCOさんの知人の方のお子さんの件ですが、5歳で・・・と言う事ですが、キッパリ言う先生いますよ。 ゆうも手術前の診察で「このままもっと悪くなって養護学校に行くのはほぼ間違いないですね。」と言われたし、幼稚園にあがる適正就学では養護学校を進められて、適就の担当の先生とケンカしましたから(笑)
kuuleiさんとこも小学校で悩んでいるみたいですが、私は一応特別支援学校に電話を入れて、2回ほど学校見学に行きましたよ♪ そして、幼稚園にも足を運び園長先生ともお話しましたし、小学校に進学の際には、何度か特別支援学級にも見学に行って先生にお話しも伺ってきました。
たとえ養護学校判定であったにしても、本当にゆうにとってそこがベストなのか!自分の目で見て確認したかったんです。 色々検討した結果、通級で対応してもらいながらの普通学級を希望しました。
「親のミエで子供に辛い思いをさせるのは可哀想だと思いませんか?」とまで言われました。 べつに普通にこだわった訳ではなく、ゆうにとって一番望ましい場所はどこか?楽しくすごしてくれればそれでいい!と考え、たどり着いた結果でした。
何度かゆうと足を運び、ゆうの様子を見てもらった結果、学校側の方から「うちで引き受けます。」と教育委員会の方へ打診してくれたそうです。
そんなこんなで、入学前は毎日ってくらいあちこちグルグルしてました(笑)
普通にこだわる親は沢山います。 その気持ちはとてもよくわかります。 でも、普通にこだわりすぎて・・・本当に子供に辛い思いをさせているなと感じる場合もよくあります。 子供だって大人だって、楽しく興味を持って取り組まないとなかなか伸びないと思うのですが・・・(^^;)
kuuleiさんの様に、家族が楽しく暮らしていける事を目標に前向きに歩いていけるのって、すごく難しくて大変な事だけど、それが理想的であり目指すべき道だと私は思います。
努力だって辛く苦しいものばかりでもない! 楽しく前向きに頑張りましょうね~♪
Posted by ミラクル at 2009年09月17日 00:40