2008年05月07日

どうしようか?

新学期も始まって、新しいクラスにもそろそろ慣れた頃!

9月の適正就学の時期と新学期のこの時期には、私の元に相談の電話が来ます。

たんぽぽで知り合ったお母さんたちや、親の会で知り合ったお母さんたち!

ゆうは通常学級でみんなと仲良くやっていて成長も著しいので、「参考に教えて!」と様子を聞きながら、相談がくるのです。


今日は、タンポポで同期だったダイちゃんのお母さんからのお悩み相談。

ダイちゃんは自閉症ですが、ヘルパーが付く事もなく通常学級に通っています。 

低学年の頃は、お母さんが保健室で待機と言う形をとっていたのですが、今ではすっかり落ち着き 一人でもなんとかこなせる位に成長しました。

そのダイちゃんが今年の4月から新しい学校に転校して、全く新しい環境で新学期をスタートする事になりました。

今までダイちゃんの事を理解してくれていた人が誰も居ない中、お母さんはかなり悩んでいます。

担任の先生はダイちゃんの抱える問題をみんなには公表せずに、ダイちゃんがみんなと自然に付き合えるようにもって行きたいと考えているようです。

しかし、一方でダイちゃんのお母さんは、自閉症は人とコミュニケーションをとるのが苦手なのに自然になんて・・・と、とても不安がっています。

担任の先生が、どこまでダイちゃんの事を理解して接してくれるのか・・・?!  相談に行って、「お母さんに任せます!」と言われた事がかなりショックだったようですが・・・

ダイちゃんの現在の状態はお母さんがよく解っていると思っています。 ダイちゃんにとって、何がベストなのか! どうして欲しいのか! お母さんも先生ともっとお互いの考えを話し合う必要があるのでは?と思います。

私も来週家庭訪問を控え、担任の先生には《これだけは理解してもらいたい!注意してもらいたい!》チェック事項を用意し、協力をお願いしたいと思っています。

相談の電話をもらっても、私には現在の子供の様子や置かれている状態をお母さんの話でしか理解する事ができません。 なので、とてもアドバイスなんて出来る訳がない!!

みんなゆうと同じって訳にもいかないし・・・

だから、せめて不安な気持ちを聞いてあげる、励ましてあげる事しか出来ないけど・・・私と話す事で気持ちが落ち着き、前向きに考える気持ちが出てきてくれれば・・・そう思っています。

ダイちゃんママ! 一緒に頑張ろうね♪  不安はひとりで抱えこまずに、どうにもならない時には仲間で集まって相談会しようね~♪










Posted by ミラクル at 23:33│Comments(4)
この記事へのコメント
新学期は、本当に大変です。しかも、全く新しい環境の中に放り込まれたときには、右も左もわからないので、「どうすればいいのさぁ?」と自分で勝手に悩んでしまいます。
そんなとき、頼りになるのは意外にも、子どもたちなんですよね。
自分たちで、どんどん「こうすればいい、ああすればいい」と試行錯誤して、前に進んでいきます。
お互いの序列ができている中でも、新しい者を上手に取り込んでくれます。(そうじゃないときもありますが)
ダイちゃんの場合には、やはり、担任の先生とたくさん話しをしたほうがいいとおもいます。些細なことでも、知っていて対応するのとそうでないのとでは、結果が大きく違いますから。(これは自分の苦い経験から)
自分なら、『お母さんの気持ちを理解した上で、学校ではどう対応すればいいですか?今までのことから、考えられる場面とその対処について共通理解しましょう』と伝えますけど・・。
Posted by 山田先生山田先生 at 2008年05月08日 21:48
山田先生の場合は逆の立場から経験なさっているのですよね(笑)

去年のゆうの担任の先生は、お互いで常に連絡をとりあってゆうの為にどうしたらよいのかを一緒に考えて行きましょう!と前向きな態度で接してくれました。 実際にいつでも連絡がとれる体制をとってくださったので、私としてもすごく心強く安心してゆうを任せる事ができました。

先生と話し合う事はとても大切な事だと思っています。 でも、中には責任を親に押し付けて面倒くさがる先生もいらっしゃり、とても悲しい思いもした事もあります。

それでもわかってもらう努力は惜しみません! もちろん学校行事にも積極的に参加し、同級生の子供たちと仲良くなっておく事も結構重要なポイントなんですよ♪ だって、大人からは見えない子供たちだけの状況を仲良くしてると教えてくれるんですよ♪ 担任の先生よりもそっちの情報の方が意外と役にたったりするんですよね(笑)

ダイちゃんの担任の先生も柔軟な姿勢で話を聞いてくれる方だと良いのですが・・・。 さて、うちの担任の先生はどんな感じなんでしょうかね~?(笑)
Posted by ミラクル at 2008年05月08日 23:10
あうぅ、子どもの観察眼や感受性って大人以上ですからね。
自分も反省せなあかん。
いままで、様々なケースに立ち会ってきましたが、その度に、新しいことを覚え、応用していきました。内モンゴルからの留学生の母親とその娘さんや両親ともにブラジルの方の娘さんなどなど、教師をしていて、大切なのは相手の話を聞き、一緒に考える姿勢だと痛感しています。
自分も、もっと成長せねば。
Posted by 山田先生山田先生 at 2008年05月09日 23:30
子供たちには大人には見せない顔がありますからね。 特にいじめなどはどうしても表面化しにくいですからね。 だからこそ、子供たちから情報を教えてもらっているのです♪

私は大人としてではなく、子供と同じレベルで付き合ってます! だから普通に「○○は☆☆が好きなんだよ~!」とか「うちのお母さんがさ~・・・」なんて話しも聞けたりして、面白いですよ♪

山田先生みたいに耳を傾けてくれる先生がもっと増えてくれるといいんだけどな~・・・。 色んな生徒、家庭があって大変だとは思いますが、頑張ってくださいね♪
Posted by ミラクルミラクル at 2008年05月10日 17:06
 
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