軽度の三角頭蓋と診断されたY君とM君の事を書きたいと思います。
二人とも、「軽度」と診断され、どちらも手術を受けませんでした。
まずY君から・・・
Y君は軽度の三角頭蓋と診断されていましたが、言葉は出ていました。 ゆうと同級生の当時3歳少し前。
でも、会話は出来ません。 覚えた単語をひたすら喋るだけで、会話は成立しませんでした。
Y君は、たぶん自閉症も少し入っていたのではないかと思います。 多動がすごくて、物へのこだわりも強くありました。
自動車が好きで、一目みてそのメーカーや車種を言い当てました。 自動車に関しては博士でした(笑)
そんなY君のお母さんは、手術を拒否しました。 理由は「言葉は出てるんだから、多動で痛い思いはさせない!年齢と共に落ち着いてくるはずだから!」との理由でした。
Y君はゆうと同じく普通の幼稚園、小学校へと進学しました。 通常学級です。 しかし、多動がひどかったので、休み時間に2階のエントランスから身を乗り出し、あわや落下する寸前だった事も!!
でも、普通クラスで頑張ってますよ♪ これは小3くらいの話で、最近は連絡をとってないのでわからないのですが・・・
Y君のお母さんは、とても前向きで明るく、行動的な人でした。 療育訓練に通う回数は少なかったけど、家庭での療育はバッチリだったと思います(^^)
もう一人のM君は、こちらもゆうと同級生で同じく軽度と診断されていました。
M君の場合は診断を受けたのはゆうが手術をやめてしばらくしてからの事で、真面目でいつも一生懸命なお母さんは手術の事で思いつめて軽いウツ状態になっていました。 そんな時に、それを見かねた彼女の兄弟が私の事を知って「話をしてもらえないか?」とお願いされました。
何度か電話で話しをしているうちに、彼女も前向きにM君の事に向き合えるようになって行きました。
M君ママは私と同級生で共通点も多く、なんと言っても同姓同名だったのが一気に距離を縮めてくれました(笑)
彼女は、積極的にも勉強会に参加し、後に発達障害親の会の中心メンバーとして活躍するくらいにまでなりました。
M君ママは頑張っていました。 でも、一向に言葉の伸びないM君に焦りを感じ、周りの止めるのも聞かずオペをする事に決めたのでした。
しかし、その頃は三角頭蓋の手術に関して病院側がとても神経質になっていたので、軽度と診断された子は手術を受けられませんでした。
M君ママは何度も先生にお願いしましたが、結局オペは受けられませんでした・・・。
その後、M君はありとあらゆる訓練を頑張っていました。
2年前に状況を聞いた時には、M君も普通クラスで頑張っていました。 お勉強の方は全然ダメでしたが、運動神経が人並み外れていた事に気付いたらしく、スポーツでその能力を開花させていました。
二人ともオペはしていませんが、普通学級に在籍し頑張っていますよ♪
ゆうもそうですが、みんな勉強面では遅れがあります(^^;)
でも、毎年よく担任の先生に言われるのが・・・「ゆう君より成績の悪い子はもっといますよ☆」との事なので、さほど気にしてません(笑)