手術が決まって・その後・・・

ミラクル

2008年02月20日 22:03

連日続く検査の結果、ゆうは脳圧が高く、血流もかなり悪いとの事!

回数を重ねる度に発達検査の点数も低くなってくる・・・

「これからどんどん点数は低くなるでしょう! いづれは養護学校に行く事を考えていてください。」と言われ・・・正直かなりショックでした。

手術をすれば何とかなるかも! しゃべれるようになるかも! 多動も治るかも・・・!!

仕事も長期休暇をとり、福祉がしっかりしている地域を探した結果、一番私達の希望に近かった浦添市に引越し、ゆうの術後の受け入れ態勢を作る努力をしました。

手術1ヶ月前に浦添市の母室園「たんぽぽ」に席を置き、どこの保育園からも「この子は見れません」と受け入れ拒否されたゆうと共に毎日通園しました。 もちろん、術後もしばらくはこの「たんぽぽ園」でお世話になるつもりでいました。

「少しでもできる事を増やしたい!」 これが私達親の切実な思いでした。

言語訓練はナイショで小児発達センターとたかえすクリニックの両方に通っていました。

どちらも同じ言語訓練なのですが、全然内容がちがいます!

発達センターではお勉強的にしっかりと座って言葉の訓練を受ける! たかえすクリニックでは子どもの様子をみながら遊びを取り入れて言葉に興味を持つ事に焦点を置いて訓練してもらいました。

子どもが混乱するからと医者からは反対されましたが、ゆうにとってはこのやり方は成功だったと思っています。

同じ言語訓練でもその時の状態によってどちらもいい時も悪い時もあり、そのお陰でゆうの特徴もよく見える様になりました。

両方の先生から、「これはいい!」と思った訓練方法を教えてもらい、自宅でも同じように言語訓練をしました。

病院でやっているから、学校でやっているから十分だと言う親御さんが結構いらっしゃるのですが、私はそうとは思いません! 

訓練施設でやっている訓練の中で、日常生活に取り入れられる事はどんどん改善して取り入れていくべきではないか! 毎日の普段の暮らしが訓練の場ではないかと思っています。 毎日の少しの積み重ねが子どもの成長に繋がっていくと信じて・・・先生たちと連携をとって日々言語訓練に励みました。

なかなか思い通りにならず、ついついゆうを怒鳴ったり時には殴ったり・・・そして自己嫌悪に陥り「このまま消えてしまいたい・・・」と思った事も何度もありました。

そんな時、私を救ってくれたのが「たんぽぽ園」で知り合った同じ境遇のお母さんたちと、その家族を支えてくれる先生たちの存在でした。